第二十一話 組織に追われた二人
VOCALIST3
| VOCALIST3 アーティスト:徳永英明 | |
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そして同じ日に店の店長も売り上げを持ち逃げし姿を消した。
もしかして・・・めぐみと?
めぐみの部屋へ合鍵を持って見に行くと衣類だけがなく、あとはすべて置き去りのままだ。
俺はショックだった。
そして不思議に思った。
店長は何故そんなたいした金額でもない売り上げで危険を冒してまで持ち逃げしたのか。
店のバックには組織がついているというのに。
もともと女癖は悪く若い女に金をつぎこんでいる話はよく聞いた。
よく店に遊びにきていた俺のあこがれのやくざの親分がいた。
気前がよく見た目もかっこいい。
いつもうちの若い衆にならないかと誘われるが、その頃の俺はやくざの新米は鉄砲玉にされて死ぬというイメージしかなかったので断り続けていた。
その親分からここの店長は若い女と一緒に逃げたという話を聞いた。
やはりそうだった。
俺はそのいっしょに逃げた女がめぐみだろうと確信していた。
めぐみの部屋に店長と同じたばこの吸殻や空き箱が落ちていたからだ。
その筋では店長は手配されているらしい。
俺がめぐみと関係があったことは二人しか知らないことだ。
めぐみはきっと言わないだろう。言わないでいてほしい。
俺はめぐみと店長の無事を祈った。
著者:J. K. ローリング
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